男は一本槍

                            一本槍 ver1.00

                                            programmed by Mitsuky


  全1面の縦スクロールシューティングゲームです。8方向レバーで移動、Bボ
タンでショットです(ボンバーはありません)。ボスを倒すとクリアです。



● 動作環境及びインストール


  メモリ2MB以上の X680x0 全機種で動作します。クロック10MHzだと若干苦
しい部分があるのですが、16MHzあれば問題なく動作します。

  電脳倶楽部147号の場合、そのまま実行できます。それ以外の場合、アーカイ
ブを展開した後(ディレクトリ構造を再現する必要があるので LHA x で展開し
て下さい)、初回のみ MAKETBL.X を実行して下さい。

  ZMUSIC.X を -M オプション付きで実行し、IPPON.X を実行して下さい。当方
では ZMUSIC.X ver2.08 で動作確認しています。また、MPUパワーに余裕があ
る時は PCM8A.X(PCM8.X 不可)を常駐させると効果音が多重再生されます。

  ゲームをプレイするためにはジョイスティックが必要です。参考までに、ジョ
イスティックの読み出しには IOCS _JOYGET のみを使用しています。

 実行時のオプションはありません。



● タイトル画面とリプレイデータについて


  タイトル画面ではジョイスティックの上下で項目を選択し、Bボタンで決定し
て下さい。

        START   : ゲームを始めます
        EXIT    : ゲームを終了します

 この状態で [BREAK] キーを押しても終了できます。



● 遊び方


  どこにでもあるシューティングゲームのように見えて実は変なゲームです。

 レバーで自機を8方向に移動します。

  Bボタンはショットで、タイトルの通り槍を発射します。槍はザコキャラに対
しては貫通し、貫通するごとに得点が 100→200→400→800点と増えていきます
(4機以降は全て800点です)。なるべく貫通させましょう。

 なお、槍は単発です。

  中ボス(ある程度大きな、耐久力のある敵)に対して槍を当てると、槍が刺さ
ります。槍は刺さっている間中ボスにダメージを与え続け、一定のダメージを与
えると破壊できます。中ボスに関してはどのように倒しても得点は一定です。

  槍が中ボスに刺さっている状態でもう一度Bボタンを押すと、槍を抜いて発射
し直すことができます。


  ある程度進むとボスキャラが登場します。ボスキャラは一定時間ごとに槍が抜
けるので、何度も刺し直して破壊して下さい。ボスキャラを倒すとゲーム終了で
す。この時、残機1機につき1万点が加算されます。



● ゲーム中の操作


 [ESC] : 一時停止します。
 [BREAK] : タイトル画面に戻ります。

 TOWNS パッドをお使いの場合、以下の操作も可能です。

 [START] : 一時停止します。
 [SELECT]+[START] : タイトル画面に戻ります。



● コメント


  編集会議で「月刊147号はゲーム特集にしよう!」と決まったのが確か3月中
旬の会議。その時、ものの弾みで「ゲーム作ります」「ゲームの作り方に関する
読み物の原稿も書きます」と言ってしまったからさあ大変。持ちネタの中からこ
の『一本槍』をゲーム化する事にしました。まだゲームデザインが固まっていな
い状態で3ヶ月でゲームを作るのは厳しいかな、でもまあデータもプログラムも
『男弾』の物を流用するから何とかなる範囲じゃないかな、とか皮算用していた
のですが、その後まあ色々あって147号が最終号に決定、慌ただしい中での制作
となってしまいました。でもまあ完成したから良しとしましょう。

  コンセプト的には敵の超弾幕攻撃に対して自機は単発ショットというアンバラ
ンスな設定で、それでもゲームバランスが取れているというものを目指しました。
でも『男弾』と違ってエントリー生成が単純な上、ボンバーが無いため敵が画面
上に溜まってしまうとどうにもならなくなるのはちょっと問題ありますね。反省。
でもまあこの位のボリュームのゲーム(全1面の縦シューとして『プッチンプリ
ン』位のボリュームを目指しました)なのでミス即ゲームオーバー位の緊張感が
ある位が良いのかな、とも思います。

  あと、読み物のサンプルも兼ねているのでなるべく多くの人にクリアできるよ
うに、と難易度はやや低めに設定しました。もしかしたら上手な人は初プレイク
リアできてしまうかも知れません…。そういう場合は「稼ぎ」のプレイでハイス
コアを目指して下さい。



● 謝辞


  本ソフトウェアの開発にあたり以下のツールを使用させて頂きました。グラフィッ
ク、音楽、効果音に関してはイカP掲載のデータを使用させて頂きました。作者
の方々に深く感謝申し上げます。


        GCC ver1.42     FSF/吉野智興 氏
        LIBC            Project LIBC Group
        MicroEmacs ver1.43 rel.5c5 
                        icam/homy/lika/SALT/PEACE/SHUNA/rima/Sharl 各氏
        HAS060.X        YuNK/かまだ氏
        HLK.X           SALT氏

        XSP ver2.00     ファミベのよっしん氏

        スプライト/背景データ          鈴木"ポチ丸"浩氏

  忙しい中自機データを書き下ろしてくれた鈴木さん、ありがとうございました。



● 配布規定


  配布&改造自由のフリーウェアです。ソースの引用&組み込みも自由です。い
ずれの場合も連絡の必要はありません。

  また、大変申し訳ありませんが、本プログラムは無保証であり本プログラムに
起因するいかなる損失にも免責とさせて頂きます。



                                                    満開製作所/山口光樹


(EOF)